

設計時に注意した事は、光と周囲の水、そしてご高齢のご両親の為の機能的な使いやすさです。ご両親様のご要望でもあった大黒柱などを利用した窓枠や建具なども、「和」をベースとするデザインにしました。玄関の式台や飾り棚、床なども無垢の檜や杉を使い、「触りごごち」に配慮して樹種や塗装を決めました。
ご予算のご要望も当然ありましたので、床にはFPパネルを使い壁と天井は吹付けウレタン断熱での施工となりました。ご予算の中での性能パフォーマンスという事で苦慮致しました。
外観デザインも一般的なお家をお施主様はご希望でした。又地域が準防火地域でしたので、防火戸や延焼部分の外壁防火性能などを満たす必要性がありました。そのため外壁などに木部を使えない代わりに、シャッターを取りやめ雨戸とし雨戸の鏡板に米杉を貼り、弊社の工務店としての「木」を使用させて頂きました。
これからもこのお家でご両親様、お施主様とも素敵な生活を送って頂ければ弊社はとてもう嬉しく思います。