

「FPの家」も弊社だけでなく他社さんともお話をされていたようですが、結果的に弊社を選んで頂けた事に深く感謝しております。営業から完成まで一人で責任を持つ弊社のスタイルに共感して下さり、決めて頂けたとの事でした。
設計ではお施主様よりランダムな箇条書きのご要望を多数頂きましたが、「良い」と直感で思われたデザインや機能面全て箇条書きされていましたので、私の頭の中はくしゃくしゃでした。(笑) しかしその中から、ひとつひとつコミュニケーションを取り形にしていきました。例えば屋根の形状や材料なども、アンバランスな質感のものを集めて造ったお家はやはりアンバランスです。その辺りをじっくりとお話しさせて頂いた事をよく覚えています。
又、「光(ヒカリ)」にターゲットを絞って、私は設計をしました。外観の正面南面は、コの字形をひっくり返したゲートのようなスタイルです。これを「光(ヒカリ)」で演出して「光(ヒカリ)」の門」を作る事をコンセプトとしました。
室内の材料にはできるだけ自然な質感のものを選択し、床材はチェリーをオイルで仕上げてあります。足の触り心地が大変心地良いです。又、お施主様のお父様が建具屋さんという事もあり、和室はお施主様と一緒に練りに練って考えました。私自身も凄く勉強になりましたし、楽しかったです。感謝しております。
お施主と私との間では様々な場面で「デザイン」と「機能」の戦いがありましたが、そういう考えを議論し研磨する事がやっぱり大切なんだな…と、しみじみ感じさせられた現場でした。これからもご家族皆様でお幸せにお暮らし下さい。私もメンテナンスなどでちょいちょい顔を出させて頂きます。